■第3回:アウトラインをGETだ!■


 「…ちょっとちょっと。
 この絵、前のカレンダーの使い回し…
 うぐうぐ(爆)

 本題本題。今回はアウトライン。
 ここまでできれば、後はいろんな絵の
 描き方ができるの。じゃ、れっつごーv」

<1>取り込んだ絵を用意

前回で取り込んだ絵を用意します。
(ホントは前回の絵を
出したかったんだけど
データが行方不明なんです(泣))
<2>彩度を落す!

「イメージ→色調補正→色相・彩度」
で、真ん中の「彩度」下の三角を
一番左に持っていくか
数値を−100にします。

とりこんだままの絵は、
図1-Aのようにいろんな色が
入ってるので、この作業を
することにより図1-Bのように
色を白黒のみにしてしまいます。
(取り込みの時にやる方法も
ありますが、とりあえず)

↑図1
 
←図1-A


図1-B→
   
<3>コントラストをつける

上記の状態では、アウトラインが
とれないので、
「イメージ→色調補正→
明るさ・コントラスト」で、コントラストを
+60〜+70くらいにします。
(絵の状態にもよりますので
ご自分で調節してみてください)

コントラストの調整をすると
図2-Aのようになります。

↑図2
 
←図2-A
<4>黒線取り出し!

作業の前に、描画色を、
基本の黒に設定しておきます。
(図3)

それから、
「選択範囲→色域指定」とすると、
図3-Aのような画面が出ます。
色域選択とは、今現在の描画色を
選択範囲として選出してくれる
便利な機能です。

この場合、許容量は200(赤丸)
までもっていった方がきちんと
ラインが取れますが、絵によったり
するので調整してみてください。
←図3
 
↓図3-A
<5>選択範囲をぬりつぶす

上記の動作をOKすると、画面に
選択範囲が現れます。

新規レイヤーを作成し、(図4)描画色が
黒のまま、選択範囲を塗りつぶします。

図4
<6>アウトラインGET!

すると、アウトラインGET!
やったぁ! アニメセルの線のみ
取り出したようになっています。
線が太かったり細かったりした場合は
3や4の数値を変えてみてください。
「自分の」ラインが取れる数値を
見つけるのも、これまた楽しv


今後、色を塗っていったり
サイズを小さくしたりしても、
元サイズのアウトラインをとっておくと
いろんな効果に使えてたのしいです。

<備考>

すず猫はね、この時に線の修正を
しちゃうんだって。
だから、元原稿ではホワイトを
ほとんど使わないの。

はみ出ちゃったスミとか
ゴミとか2重ラインとか、
この時に多角形選択ツール(図5)
を使ってデリート!
きれいにしちゃいましょぉ。

たりない線や、気に入らない線も
ここで直しておいちゃうと
いいよーん♪
←図5
 
 

 


次は、いよいよ、色塗り!! パート分けで紹介するね!